私は神なるものを見たことがありません。
霊感なるものも無く、死者の魂とかを見たこともありません。
心霊写真はただの錯覚だろうと思っています。
ただ、今ここで生きている人の想い、生命のエネルギーこそが不思議を起こす。
心霊写真だって、それを霊だと見ようとする人の心が呼んだ、心の影絵です。
不思議なのは、写真ではなくて、人の心のほう......。
文字は、占いのためにある
占いなんて、非論理的で、当たるわけがない。ばかばかしい。
そうお思いの方もおられるでしょう。
でも、今あなたが考えるのに使っている漢字も、もともとは
占いの為に作られたものであることをご存じですか?
漢字のもとになった甲骨文字、発掘されているものでもっとも古いものは、
中国大陸・殷王室の卜占で使われていました。
亀の甲羅や、牛や鹿の骨に穴をあけ、焼いた金属の棒を差し込んで、
ひび割れの形で占った。その占いの結果を刻んだのです。
対し、西洋で使われているアルファベットは、
起源に諸説あって最初がどうであったかはよくわかっていませんが、
たとえばゲルマン語のルーン文字はカバラ秘術と深い関係があります。
未来を知りたいという想いは、人間が普遍的に持つ本能のようなもの。
文明はその欲求を満たすために、どの段階においても占いを発達させてきました。
"因果律"と"偶然"
会いたかった人にたまたま会った。
助言を必要としているとき、背中を押してくれる言葉に出会った。
それは、強い想いが引き寄せた"偶然"であり、よって、"必然"です。
奇跡、といいかえてもよいでしょう。
新羅万物はたくさんの"偶然"が積み重なって生まれました。我々人間もそうです。酸素がなければ、海がなければ、適正な気温が保たれていなければ、恐竜が滅びていなければ...
しかし、我々が現にここに居る以上、その偶然は"必然"です。
この、強い潮流、抗えぬ時の流れを、"因果律"と呼びます。
あるべき未来、ありうべき未来、ありうべからざる未来。
ひとつの未来を、強く思い描いてみましょう。
はたして時はそちらへと流れているのか?
因果律を直接目で見ることはできません。しかし、間接的に知る方法はあります。
それが、古くは亀甲、筮竹、現在ではカードやサイコロ、などの道具を用いての占いです。
最近はパソコンの乱数を使うことも多いです。
媒体は多様ですが根本は同じです。
・乱数(偶然)を用いること。
・何かを強く想起させる、シンボル的な媒体を用いること。
この2点を備えていれば、何でも占いの道具になり得るのです。
"偶然"と"類例"がもたらすイメージ
~占いは人生のFAQ
状況に応じた的確な答えを得られるかどうかは、扱う者の心次第です。
精神を集中し、
雑念を無くし、
占いたい事柄を具体的に思い描いた状態で札を引きましょう。
札に描かれたシンボルは、"類例"です。
いわば世界のFAQ。
よくある出来事と対処法をパターン化し、パッケージ化したものです。
そのうちの1枚を、因果律の一端"偶然"が引き出し、
あなたにイメージとして提示します。
勘違いしてはいけないのは、
札に描かれているものが、あなたの運勢そのものではない、ということです。
あくまでFAQですから、ぴったりあなたの状況に合っているかどうかはわかりません。
札のイメージと、あなたの思い描く未来をすりあわせ、
比較検討する必要があります。
いわば札は鏡。
映っているものが何なのか、それは、あなた自身にしか分からない事です。
五六神王札占は、カードを使った占いです。
オリジナル世界「ザラス」に住まう、森羅万物を司る五六柱の神々の力をイメージ化し、
占いの道具としての諸要素を割り振り、
運勢を占えるように仕上げています。
(神々の名前はインドやその他の神話から採らせていただいております。)
それぞれの札には、
神の名前と、
象徴的なアイテムの名前が漢字1字で冠されています。
札の示す状況や運勢も書かれているのですが、
占いたいもののジャンルにより示すものが異なるので、
flashでは、
選択したジャンルのテキストだけを、出力します。
また、札には神の言葉が5つずつ登録されていますが、
そのうちの一つをランダムに喋ります。
神々のキャラクター性は、札の示す吉凶の運勢とは直接の関係はないのですが、
これも偶然の示すひとつの要素、参考にしていただければと思います。
遥か異界、次元の高みより人々を見守り続ける神々。
その数五六柱。
ザラス五六神王を象った、56枚の"札"が
今日のこと、将来のこと、あなたの望み...を語り、占う、それが
五六神王札占です。